デザインオフィス ルミノシティ

照明デザイン/ライトアップ計画/照明コンサルティング
 
2本のリブを照らす光がエントランス全体の明るさをつくり、居住者を迎える
 
照らされたエントランス側の面は駅方面を向いており、
下からの光を受け止めた頂部のフィンがアイコンとして輝いている
木を照らす光は、歩行者に眩しくならないよう配慮した
 
<集合住宅> 
 
埼玉県志木市の市制施行40周年を期に、市と関わりの深いオーナーの方からご依頼いただいた六階建てマンションの外観照明改修計画。江戸時代の河岸場を中心として栄えてきた街ということで、船をモチーフにしたという外観と、建物周りや屋上庭園に計画された豊かな植栽が特徴的なこのマンション。
もともとの依頼はイルミネーション等によって華やかな演出が出来ないかという相談だったが、年末でもない時期に住宅街のマンションで派手な演出を行うことは、周辺環境への影響面からも抵抗があった。そこで志木キャビンの特徴を活かした独自の光というかたちを提案したところ、好意的に受け止めて頂くことができた。
 
テーマは2つ。
闇から建築の特徴を浮かび上がらせること、
そして緑を魅せること。
 

CGパースイメージ
 
 
  緑を照らす照明は、マンション管理の負担を減らすため、すべて省電力のLEDのスポットライトを使用した。LEDは寿命が長く、熱の発生も少ないため植物の照明に適している。
 
水面に当てた光が反射し、影が揺らめく