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照らし屋のヒカリゴト
<不定期更新>

2011年1月

2011年1月18日

年はあけましたが年末に東京でみてきたイルミネーションの写真と感想を載せておきます

対象は表参道、六本木ヒルズ、東京ミッドタウンの3つ。
表参道
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表参道イルミネーションは街のイメージと同様、品のある光でとても綺麗です。

電球色のLEDと空の青色がお互いに引き立て合ってて良い感じ。

イルミネーションの手法としては古典的ですが、表参道特有の大きなケヤキの樹影のおかげで十分に街の個性が表現されていると思います。

これを他の街でやったら古くてどこにでもあるイルミネーションになってしまうので気をつける必要がありますね。

六本木ヒルズ
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けやき坂イルミネーション

白と青のLEDを混ぜて使い、雪をイメージしたイルミネーション。

六本木ヒルズがオープンした2003年以降、ここを真似して全国各地に青いLEDのイルミネーションが広がっていきました。
このイルミネーションはヒルズ風イルミネーションのパイオニアとして毎年バージョンアップを重ねながら多くの人を魅了しています。
僕がまだ学生だった2003年の冬、目の前に広がるこれまでにみた事の無い美しい光景にすごく感動しました。

ちなみに僕はその初年度のイルミネーションが現在と比べても一番美しいと考えています。感動によって多少記憶が美化されている事は否めませんが、そう断言する一番の理由は当時のLEDの品質の低さです。

そのLEDは技術の問題なのか、単に交流電源仕様にした事によるものなのかはわかりませんが、LEDの光の一粒一粒が不安定でちらちらと震える様な動きをしていて、それが今には無い魅力となっていたのです。
けやき坂通りに並ぶ木々の幹や枝を覆い尽くす無数の光の粒が、まるで夜空に瞬く星の様に震え煌めく光景は心まで響く美しさでした。
今ではLEDの光も安定し、それぞれの粒が力強く光を放っているので、これもまた当時とは違った美しさを持っていると思いますが、やはりあのときの感動は忘れられません。

いずれあのときの様な儚い光の似合う、大規模なイルミネーションの仕事をいただくことがあれば、ぜひメーカーと協力して、質の低いLEDを使ってみたいと思います(笑)
ついでにヒルズ内の66広場の写真。
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ここは毎年テーマが変わって色々やっています。
今年は風に揺れる光の草原の様なプロダクトでした。
基本六本木は風がいつも強いので綺麗です。
続いて毛利庭園
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写真ではうまく撮れませんでしたが、水上の構造体に取り付けられた光が色や明るさを変化させていきます。
水に映る光も綺麗でしたが、日本庭園の池に浮かぶシャンデリアみたいな光には少し違和感がありました。

ミッドタウン
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圧倒的な光の量とダイナミックなプログラミングを用
いたエンターテイメントでした。

「綺麗」とか「美しい」ではなく「凄い」という感想です。

一昔前は光が何万粒とかいう量で競ってましたが、今後は動きや演出がどんどん増えてくる事になるでしょう。こういった世の中の動きは逆に無個性を生み出してしまう危険をはらんでいるので、慎重にその街らしさを考えながら計画してほしいものです。
ちょっとけやき坂に思い入れが強すぎて、想像以上に長くなってしまいました
終わりにします。

2011年1月2日

あけましておめでとうございます

2010年は僕にとって大きな変革の年でした。
勤めていた照明デザイン事務所を辞め、Design Office luminosityを立ち上げた年です。
世界をまたにかけて力強く航行する大きな船を降り、自らの力で小さな船を漕ぎだす。

いい事も悪い事もすべて自分が受け止めるという覚悟を持っていれば、
やるべき事は目標に向かって漕ぎ続ける事だけです。
2011年の目標は、とにかく漕ぎ続けて、いいスピードで来年へと突入すること。

2011greeting