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照らし屋のヒカリゴト
<不定期更新>

京都

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2016年7月13日

京都の提灯職人 小嶋商店が展開するブランド 小菱屋忠兵衛にて作ってもらった提灯。

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イサムノグチのレプリカもチープに見えてしまう程の質感に惚れ惚れします。
荒い和紙の透け感も、
繊細な竹の密度も、
その竹の節の流れが見えてくる感じも、
とても美しい。
小菱屋忠兵衛はイケメン兄弟職人としてちょこちょこメディアにも登場している兄弟なので、
提灯か、京都の職人か、イケメンに興味ある方はチェックしてみて下さい。
小菱屋忠兵衛
小嶋商店
京都という土地柄、提灯の似合う案件も少なくないので、今後も色々とお世話にならせていただく予定です。


また、この提灯を実際に空間に吊るした様子は、物件が竣工次第ここかinstagramにアップします。

2011年3月3日

ようやく暦的には春がやってきました

ただ今日もとても寒いです。
今月は京都のライトアップイベント『東山花灯路』が開催されます。
3/12〜21。京都独自の町並みや名所がライトアップされ、普段は観れない光景を楽しめます。

規模が大きいのですべてが美しいという訳にはいかないと思いますが、綺麗な場所は本当に綺麗です。

運が良ければ桜の開花と重なってくれるはず
ぜひ京都へおこしやす。

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ちなみに平安神宮の桜は京都らしい気取った感じで観光にはおすすめです

あとは哲学の道も人が少なければかなり素敵。

円山公園はビール臭いので苦手

2010年12月27日

年末は何かとライトアップイベントが多いですね。

今回は嵐山で行われた光のイベントに行ってきました。

花灯路は2003年から京都で始まった「灯り」をテーマにした観光事業です
もともと東山界隈で行われていたものですが、2005年からは嵐山でも開催されるようになりました。

東山 花灯路は過去何回か観に行っていたのですが、嵐山は今回が初めてなので、わりと期待して観に行きました。

三脚をたてる場所も限られていたので、あまりいい写真は撮れませんでしたが、いくつか載せておきます。

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渡月橋から嵐山をみた景色。桂川の対岸からハイパワーの照明で照らされています。

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器具はこんな感じ。
1000wのHID器具で青や赤などを数灯ずつ用いてなんとなく色演出がされています。

ただ山という巨大なものを照らして美しく魅せるというのは難しいですね。

対岸に渡って下流の方から橋越しにズームで撮れば綺麗な写真になるみたいですが、
実際に美しさを体感するとなると厳しいようです。
続いて竹林の小径。
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歩くとかなり長い小径なのですが照明器具を使い分けて、エリア毎に雰囲気の異なる空間を造っていました。

その他。
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渡月橋に続く通り。
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店から漏れる電球色の光が石畳の歩道を照らす雰囲気はいいのですが、
道路照明が水銀灯の青白い光なので通り全体の印象をぶちこわしています。
ということで最後少し残念な気持ちのまま、帰宅すべく阪急嵐山駅にいくと。。

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かっこいい
屋根や柱は無骨な構造体なのにオレンジの光(多分ナトリウムランプ)で統一した事でレトロモダンな空間になっててちょっと感動しました。

日没直後のブルーモーメントに訪れたら、空の青とのコントラストでかなり美しい風景になるはず。
今度時間と天気を見計らっていってみよう

ちなみに次回花灯路は東山で2011年3月12日〜21日の日程で行われるそうです。
その期間に関西方面へお越しの際にはぜひ立ち寄ってみてください。

2010年12月10日

先月、京都の東山近辺で行われた秋のライトアップを観て来ました

午後に大阪で打ち合わせがあったため、残念ながら京都に着いた頃にはブルーモーメントも過ぎていて、頭上は完全な夜空。

結局時間の都合もあり、境内にはいる事が出来たのは高台寺、圓徳院、清水寺の3つ。

平日にも関わらず、東山にはライトアップ目当ての沢山の人が来ていて、静かに観賞という訳にはいきませんでしたが、いくつか写真を撮ったのでご紹介します

まずは高台寺

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臥龍池(がりょうち)
一番のビューポイント。眩しくないよう配置された光で水面に映る紅葉をとても綺麗にみせています。
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竹林
竹の青さを際立たせるためにここだけは青白い光(水銀灯?)で照らされています
上に向けた光が葉の裏側に跳ね返されて、辺り一体が柔らかな光で包まれていました。
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台所坂
高台寺のライトアップは丁寧に計画されているので、光源のグレア(眩しさ)もなく、
夜の闇もいかされていて質の高い印象を受けました。

また、石庭ではイタリア人(照明?)デザイナーが手がけたライティングがありましたが、美しい光のデザインというよりも、映像を使ったアート作品だったので時間の都合でスルーしました。
続いては圓徳院

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微妙という言葉が嫌いなのであえてはっきり言います。

「残念。。」

せっかくの庭園をただ全体的に明るくしてしまっているため、夜ならではの魅力が活かされていません。ただ明るくするぐらいなら、昼間に太陽の光のもとで見た方がよほど美しく見えます。
元々素晴らしい庭園なので、ライティングはもっと繊細に計画して欲しかったです。。

最後に清水寺

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一般的に京都の寺社仏閣のライトアップと聞いて初めに思い浮かぶのがこの清水寺でしょう。
境内が広い分多少おおざっぱな計画にはなっていますが、十分訪れる価値のあるものだと思います。

オーソドックスな照明手法で全体を構成しつつ、境内の奥からは京都の夜空を貫く一条の光がダイナミックに発せられていて、その光は強く人目を引くものになっています。

観光的にはただのライトアップだけではなく何か目玉となる+αが欲しい。歴史的にも重要な伝統ある建物で変わった事をするのは、多方面からの反対もでやすく、本当に難しい事なのですが、この一条の光はその+αとしては最良の解のひとつと言えるのではないでしょうか。

あと贅沢を言えば、本殿や舞台をより美しく魅せる光があれば最高だと思います。

以上が今年観た京都紅葉ライトアップのご報告です

観光地の魅力をライトアップでみせることは、それを魅力的にすればするほど夜に訪れる人が増え、その事は当然宿泊客も増加にもつながります。

こういった取り組みは全国的にも増えてきていますが、中には集客を求めてギラギラのイルミネーションを施してしまい、結果どこかで観た様な景色が生まれてしまっている例も多いように思います。

その場所の良さを引き立てる光の大切さが浸透し、日本中で個性のある夜の風景が増えることを切に願います。

そのために自分が出来ることは、目の前の仕事をひとつひとつ丁寧にデザインをしていく事、そして仕事でなくても地道に啓蒙活動をしていく事なんだと思います。
余談ですが、先日報道ステーションの番組で京都の紅葉の中で古舘キャスターと建築家の安藤忠雄氏の対談が行なわれていました。
番組用にライトアップしたそうですが、さすが映像分野で働くスタッフだけあって、カメラからの視線が意識された美しいライトアップになっていました。プロ顔負けです(というかあちらもプロですね)。
(参考→誰かのブログ